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北海道旅行2012 その3

遅筆の癖がまた出てきたので、何とか駆け足で仕上げようと思います。

つづき。

【9月15日】

1056 釧路駅発 ノロッコ2号
1140 塘路駅着
1354 発
1714 網走駅

塘路駅での列車の待ち時間が2時間ほどあるので、駅の近くにある塘路湖まで歩いてみました。ただの湖ですが、10年以上ぶりの再訪ということもあり若干の味付けがあったように思います。駅に戻り、釧路駅で買った弁当の昼食。私が買ったのは、いわしのほっかぶりずし(薄切り大根と酢で締めた鰯の握り鮨)と秋刀魚のづけ握りの詰め合わせ。わたし的には秋刀魚の方が好み。
そしてここから普通列車で3時間かけて網走へ。
網走での宿は、私が以前に利用したことのある民宿「ファームイン アニマの里」です。この日は同行者の誕生日だったので、予め送りつけておいたスパークリングワインを食事の時に出してもらいました。前日に続き昼間の道東は異例の暑さだったようで、網戸を介して部屋の気温を下げるために椅子や扇風機を駆使して夜半前にようやく落ち着くことができました。

【9月16日】

涼しい朝は目の前の牧場からヒツジの鳴き声が、窓から眺めると馬が草をはんでいる姿が見えます。食堂で朝食を摂り再びまどろみ、これじゃいかんと出発の支度をしていたりするとオーナーに声を掛けられ、私の知り合いが来ていると告げられました。

アウトドアと雪と北の大地に私が執着していた大学生の頃。東北での雪中野宿をいくつかこなし、いよいよ北海道に初上陸し冬の道東を制覇しようとしていた頃です。当時、道東のアウトドア情報を発信するサイトは数少なかったのですが、あるサイトの掲示板でサロマ湖の状況を尋ねたのが最初だったと思います。その管理人さんから情報をいただき、その後4年間にわたる4回のアタックを行った頃まで密度は疎らでしたが交流していました。
その間に、管理人さんは「East Side」という北海道のアウトドアや田舎暮らしに関する情報誌の編集者となり、サロマ湖の冬季アタックについての記事企画を私にオファーしていただきました。当然わたしは快く受け、現地での写真撮影や拙い寄稿を経て見開き2ページの記事と相成ったわけです。

続く。

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