RON 幹事長 中川 第一幹事 武藤 第二幹事兼調理主任 新小田 調理補佐
期間
1997/09/05〜11
1日目
第4回は三重県。観光のイメージが湧かないながらも、参加者の行ったことがない地方を選択したためだ。当初参加予定者は6人。しかし、直前まで連絡が取れない1人とキャンセル1人で参加人員が減ったためなんと幹事長・第一・第二幹事と幹事が4分の3を占めるという異例の事態。まぁ、全員参加でも半数が幹事だけど。楽をしようとしていい加減に分権した主催者が悪いのだ。 まず、夜行列車で東京から名古屋へ向かう。 2日目
朝ごはんは「みそカツ弁当」。やっぱり名古屋と来ればみそカツでしょう! まあまあ旨い。 乗り換えて伊賀上野へ。目指すは忍者屋敷!「くの一」さんがどこからか移築した屋敷の説明をしてくれる。ピンクの装束は思いっきり観光仕様。 見学もそこそこに、一気に熊野市へ向かう。途中の乗換駅「津」で松阪牛を探すも限られた時間のせいもあり失敗。なぜか北見牛と鹿児島牛しか見つからなかったのだ。更に特急「南紀」に乗るも豪雨のため片田舎の駅で3時間半も立ち往生してしまう。トイレ前の通路でなんと6時間も耐え、日が暮れた19時半過ぎに到着。 どこかに野営地は無いかなぁとウロウロしていると見かねた人が親切にも砂浜のキャンプ場まで車で送ってくれた。感謝。そして酔いと花火と少ない酒の奪い合いの中で野営第一夜は更けるのであった。 3日目
さて、豪雨から一転猛暑の3日目は野営地近くの「鬼ヶ城」へ。隆起と海食により、奇妙にえぐれた岩と絶壁が続いていて実に非日常の世界!しかし、台風のせいで途中の橋が落ちており、先にある「鬼の風呂桶」(大きい岩が風呂桶みたいにへこんでいるらしい)だとか「鬼の洗濯場」(海岸近くに渦潮があるらしい)などを観られなかったのは残念。 次に、鳥羽へ移動し、取りあえず駅前の観光店で海の幸のサザエや大アサリとか名前を忘れちゃった貝とかを食べて(結構高かったぞ)、銭湯に突入。のんびりしてたので夜になってしまい暗い山道をなんとか登り、神社の隣の空き地で野営。昼はすっごく晴れてたのに雨がざーざー降ってきて意気消沈。 左から中川・武藤・新小田。変なシミはフィルムのせい。 4日目
鳥羽で一晩明かした一行は、山を下りてミキモト真珠島へ。真珠なんか興味ないんだけどね…。入島料1500円。例によって展示館があって真珠の選別や加工の実演を見せてくれる。これはこれで面白かった。海女さんの実演なんかもあって、実際に海に潜ったりしている。 海女さんの呼吸法は変わっていて、水面に出て一気に呼吸すると気圧差で心臓や呼吸器に負担がかかってしまうのでピューゥと口笛を吹きながら空気を出し入れするそうだ。 で、レストランがこれが高くて真珠うどん真珠丼真珠定食。いったいどこが「真珠」なのかという議論になり、結局、貝の佃煮が載っていたのが真珠貝だろう、ただそれで。ということに。 さて、土産物屋(いや宝石店くらいの感じ)の真珠なんか手が届くわけもなく、いい加減に場違い感にも食傷してきたのですぐそばの鳥羽水族館へ行くことに。入館料一人2400円…。 足早に鳥羽を去り、大王崎キャンプ場で一泊。賢島まで電車で行き、その後バスかタクシーで向かったように思う。オフシーズンで誰もいないので 「しめた、ロハで平地を確保できる!」と思いきや、近くの住人に見つかり 「 おー、そこに泊まるの?管理の方に連絡してあげるよ。この辺は公衆電話もないし。」 とご親切にも連絡してくださり(本当に親切心からだったと思うが)、数十分後には管理会社のヒトが来た。利用料とシャワー料金を合わせて4000円支払う。(シャワー料金は値切った) 夕食を済ませ、2回目にして既に恒例のガスボンベ火中投擲大会がとり行われた。要するに、雑誌新聞紙をガソリンで燃やし、その中にカセットコンロ用のガスボンベを投げ入れてボカン!なのである。ささやかなストレス発散以外の何ものでもない。 ポイントは投擲の瞬間に火のそばにみんなそろっていて、投擲者の合図で韋駄天走りでそこから遠ざかるというところなのであるがいかんせん夜なので暗い。真っ暗なのだ。そして地面に何があるか分からないのである。 「おい、逃げろ!」 「うわーーー!!」 ダダダダダダダ(溝にでもハマったらイヤだなあ) 伏せる。 「・・・・・(まだ爆発しないのかな)。」 ボカン。 「うひゃあ。」 「おおー。」 「イテテテ。」 「?」 中川「走ってたら、思いっきりベンチにぶつかってコケた。」 もはやコントだ。バカ一同が焚き火の中に危険物を突っ込み、その場から歓声を上げながら全速力で遠ざかる。暗闇で何かにぶつかって転ぶ。もしビデオで撮っていたら「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」のビデオコーナーに応募するところなのだ。(古い) 5日目
蚊の大群が押し寄せてきたため蚊取り線香でテント内をいぶしまくって寝た。翌朝、撃墜された蚊が驚くほどの数に上り、さらに地上軍も被害甚大であったのである。(蚊に刺される&煙で喉をやられる) 付近にある大王崎灯台を見学し、(灯台の内部へ入って登ったのは初めてだったので結構感動した)バス&電車で移動。名水百選の一つ、天の岩戸へ。 薄暗く、ひんやりとした山の中に水が湧き出ていて結構いい感じ。その近くの県道脇に露営地を確保したところで食料不足に気付き、バスで1つ戻ったところにある土産物屋で辛うじてサンマを仕入れることができ、焼いて食べる。寂しい。 6日目
車の騒音であまりよく寝られなかった翌朝。黙々と支度をして伊勢市へ。伊勢神宮の外宮と内宮を観光した一行は、最後の締め!松阪牛をなんとか腹に収めんとして松阪へ! 最後だから贅沢しよう!と牛丼だとか牛鍋だとか、もう肉を目指して一直線。が、いかんせん丼・鍋というものは例の日本の伝統・薄切り肉しか入っていないわけで、こう、なんだかなぁ。という感じで、ステーキを頼めば良かったと後悔。おまけに私は大して腹も減ってないのに大量に注文してしまったので、もったいないことになってしまったのだ。腹を空かす度にこのことを思い出すぞ。 とにかく、三重県を食って廻って(満足したとは言いがたいが)再び夜行列車で帰路に着くのでした。 以上、今回の旅も中途半端で、やっぱり夏の旅は北に限るという結論に達しました。それなりに面白かったけれどもね。 |