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石鎚山登山(その9)

石鎚山

再び山小屋に戻り、下り始める。藤江A氏は果敢にも鎖場を下るようだったが、さすがに難しいと思ったらしくトラバースルートに戻ってきた。
確かに、鎖場での登りは視界内で足場を探すことが容易だが、下りは自分の足場のさらに下方を注意深く探さないといけない。時間がかかると共に精神の平衡も更に要求されるのだ。

最も短い一の鎖は下ってみようと言うことで、てくてくと進んでいたのだが、誰も気が付かないうちに一の鎖の麓に着いてしまった。とりあえずみんな登って降りてみようということで、鎖を登り返す。
私も荷物を置いて鎖に取り付くと、あっという間に登り切ってしまう。これは体調のせいなのか、荷物が無いせいなのか、先行者がいないせいなのか断定できないが、拍子抜けする。下りも一部足場を探る箇所があるが、するすると降りてしまう。

鎖場に対する気持ちに多少の乱れを感じながら、更に下る。

つづく

【石鎚山 06.11.05】
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コメント

  1. Uzumaki より:

    おーい、旅行記途中で止まってるやん。
    続きを楽しみにしてるよー。

  2. RON より:

    続き物を途中でサボると書きにくくなるんだよなあ…。

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