相変わらずカレイへの執着がありスーパーの魚売り場で見かけては鋭い視線を向けていたりするのです。このシーズン、まだカレイを食べていません。
今回はいつもの釣り場を離れて玖波漁港に行ってきました。この港は、JR玖波駅から300m程度の至近にあるので便利です。しかも駅前にはスーパーと釣具店があるという好条件。
朝8時過ぎに防波堤に着き、3本の竿を出しました。2本は、投げ竿にジェット天秤20号とカレイ仕掛け9号でエサは本虫と青虫のミックス。もう1本は遊びで愛用の2.1mコンパクトロッドにエサなしの4号サビキ仕掛け。
干潮は7時20分ごろ。上げ潮でカレイがやってくると期待したもののサッパリです。堤防上段に上がってみてから気が付いたのですが思ったより海からの風が強く、ただでさえ飛距離のない私の仕掛けがさらに近場に落ちる理由となっていました。
おまけに、目の前を底引き網漁船がポイント付近で網を降ろして行ったり来たりしているので、絶望的な感じでした。
漁船は昼前までには港内に戻ったのですが、状況は変わりません。
釣り人は私を除いて2人でいずれも投げ釣り。歩いてみたところ、堤防先端付近にカキやカラス貝の殻がたくさん落ちていたのでチヌ釣りのポイントのようです。
昼前に1人帰り、1人チヌ狙いの爺さんがやって来ました。
「どうかいの」
「さっぱり…」
「ここは投げてもよう釣れん、見たことがない」
「えーそうなんですか」
「向こうの人もそうじゃろうが同じじゃろうの」
「そんな感じですね」
「粘れば釣れるかもしれんがのう」
「うーむ…」
最後は明らかにガッカリした私の声へのフォローでしょう。
爺さんは堤防内側でチヌの落とし込み釣りをしに来たようですが、
「数年前の台風の後にあの堤防が(延長工事で)つながってからは入ってこん」
と嘆いて1時間半くらいで帰っていきました。
私は、午前中に遊びのサビキに掛かったウミタナゴとメバルの合計2匹だけをクーラーボックスに入れて、15時頃に撤収しました。
ま、まだ花見ガレイシーズンのはず。次の週末も機会をうかがいます。
【ウミタナゴ(上)とメバル 2010.03.22】
コメント