やってしまいました。
エアコンを切ったまま日中留守にしてしまいました。水槽のクーリングファンを動かさずに。
夕方、事務所に戻ると水温は摂氏32度。メダカは無事ですが、ミナミヌマエビは既に成体2匹が死亡。さらに翌日、成体1匹と稚エビ1匹が死亡。翌々日に稚エビ1匹死亡。
大惨事は免れたものの十数匹いたミナミヌマエビの内、成体4匹中3匹と稚エビ2匹を死なせてしまったことは痛恨です。今年の繁殖は絶望です。
水槽の付属装置はいくつかあります。
まず、外掛け式の濾過フィルター。交換式の活性炭パックをポンプで汲み上げた水が通過して濾過されるものです。これは24時間無条件で稼働させています。
次に、エアポンプ。当初は無かったのですがエビの維持のために追加しました。水中のエアストーンからブクブク泡を出すアレです。これも24時間稼働。
そして照明。5wの蛍光灯です。これは24時間式のプログラムタイマーで、on/offを制御しています。鑑賞のためと、当初エアポンプを使用していなかったときに水草の酸素生産を補助するために設置しました。日中を中心に14時間onです。
最後に、高温に弱いエビのために設置したクーリングファン。小型扇風機です。水面からの気化を促進し、水温を下げます。この電源の制御は手動です。
ここに落とし穴がありました。付属装置のうち、このクーリングファンだけは機構上飛び抜けて大きな騒音が発生するのです。ファン自体はPCパーツの冷却用に使われるようなものですが、高回転数域で動作します。このため、プログラムタイマーがありながらも日中の高温時に毎日定時間稼働させるという方法を採らなかったのです。
もちろん、最善はいわゆる「逆サーモ」を使って、高温時に稼働するようにセッティングすることです。逆サーモは、水温が一定値以上になったときに自動的にスイッチが入るようなセンサです。一般的なヒータ用のサーモスタット(温度が一定値以下になるとon)とは逆の設定なので逆サーモと呼びます。2000円~3000円で手に入ります。正直ケチりました。
話を戻すと結局人為的な、私のミスに尽きるのです…。
必要な投資をためらうことと、その代替手段の不確実さを同時に実現させてはならないという教訓。
逆サーモを買わないなら、騒音デメリットを受容しファンを定時動作させなさい。
酔っぱらって味の分からない酒をバーで3、4杯飲むところを2杯で帰れば、帰れば…買えるんじゃないですか?(激しく反省)
最後に。エビは魚よりデリケートです。初心者にはお勧めしない!
【ミナミヌマエビ(稚エビ) 2010.06.10】
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