広島ってうなぎ屋さんが少ないのですね。世田谷にいた頃は何となくそこら辺にあるなあと思っていたりしていたけど…。
ということで白焼きを食べた記憶が無いし、ちょっとお高い座敷で酒を飲みながら、「よっしゃよっしゃ」と角栄っぽく見栄を張ろうと専門店に行ってみました。
ところが、店の格式は中途半端で価格帯もぼんやり。あまりビシッと決まりすぎても困るので丁度いいと言えば丁度いいんだけども。
酒を飲みながら、骨せんべい、柳川、胆串、白焼き、重と食べて「んまい、んまい。」と舌鼓をべこべこに叩きました。
白焼きは、蒲焼きに比べて脂っこさが浮きだってくるけどわさび醤油で良い感じに抑えられたり、塩だけで食べても柔らかさをダイレクトに感じられたりして好印象。脂の乗った魚を冷酒で流し込む快感。
角栄的「よっしゃよっしゃ、ガハハ」メニューの極みは単品の「メロン」。いまどき、メロン=高級品のイメージを残しつつ唯一のデザートとしているのと、流川(広島の夜のメインストリートですね。これいやらしいな)に隣接しているせいで「ガハハ」おやじと同伴のおねーさんのご出勤前というあちらの意思とそちらの意思とが、思惑が重なることなく(いや、別の意味では合致しているが)ただただむなしく渦巻く世界がそこにあるというのはある意味期待していた場面で、とても満足しました。
うなぎを撮れば良かったけど、カメラを持って行かなかったし野暮な真似はしないので、唐突にハバネロです。この初めての実は全然辛味がありませんでした。2番果ができしだいレポートします。
【ハバネロ 06.08.21】
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