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原付で海を渡る。 その2

しまなみ海道

かなり日が経ってしまいました。少しずつ書こうと思います。

続き。

昼過ぎ、大三島IC近くの道の駅でエネルギー補給。ソフトクリームとタコの唐揚げを買う。ソフトクリームは特産の塩味かみかん味が欲しかったのだけど売り切れでバニラ味。暑かったので何でもいいやと。タコの唐揚げはおいしかったけど硬い。おつまみとしてはうってつけなんだけども。
この時点で、テントを張るのは四国に上陸し温泉に入ってからにしようと決めました。タコの唐揚げのせいではなくて、日没までの時間と移動可能距離を考えてのことです。

次の大三島橋を渡っている途中で、原付を押して歩いているじいさんを追い越しました。どうしたんだろう、景色でも見ながら進んでいるのだろうか。ガス欠?こんなに街から離れたところでトラブルに遭ったら辛いだろうなあと思い、私は既に橋を降りてしまっていたところを引き返してみました。じいさんは既に景色を見るような場所ではないところにいましたが、相変わらず押して歩いていたのでこれはトラブルだと確信したのです。
「あのう、大丈夫ですか。ガス欠だったら分けてあげられますけど」
「いやあ、どこか壊れたらしいんじゃ。ガソリンはたくさん入ってる」
「ありゃあ、そうなんですか…。ちょっと力になれそうにないですね…」
「あぁ、ありがとなー」

ガソリンボトルの初出動で格好いいところを見せられるかと思いきや、事は簡単に進まず。

つづく。

【大三島橋 2010.09.19】
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